J-POPシーンの傾向 2020 ※あくまで個人の見解です
近年、日本の音楽シーンに一つのジャンルの音楽性の傾向を感じている。
米津玄師、星野源、King Gnu、official髭男dism……
彼らの音楽性に見られる共通点が何か、思いあたるものは無いだろうか?
どうも、傍観梟(ぼうかんふくろう)です。
音楽は、既存の音楽から派生し、捉えた者の感性や知恵、技術により形になって新しくなっていくものだと思う。
音楽に限らずそれは芸術全般同様だと思う。
そして、現在、日本の音楽のメジャーシーンで流行りだしている音楽性がある。
それは、King Gnuとofficial髭男dismがほぼ同時期での活躍により、確信したことがある。
また、星野源の日本語に合わせられた日本の音楽らしくないメロディラインと音のつくり方、米津玄師の音の選び方とそれぞれの音の配置の仕方…。
音楽の殆どの音楽性ってどこから来たのかあなたは知っていますか?
では、その音楽性の傾向について話していきたいと思います。
星野源の楽曲:
この楽曲の音楽性ってなんだかわかりますか?
僕は、ファンクなのかな…? って思ってます。ファンクって、どこのジャンルか知っていますか?
ファンク以外にも、R&B、ヒップホップの音楽性も取り入れてる楽曲も作っています。
King Gnuの楽曲:
ジャズって聞いたことありますか…?
King Gnuの楽曲はほとんどがジャズ要素が盛り込まれています。
レッチリとPanic! At The Disco の音楽性に似て、ファンクやジャズ調要素が多く感じます。
ピアノのメロディはジャズからの影響が大きいです。
ベースのラインもギターもファンキーです。
また、クラシック調の要素が取り込まれた楽曲が多い(が、それはまた別のお話)。
official髭男dismの楽曲:
Official髭男dism - ノーダウト[Official Video]
ジャズを日本の音楽シーンに見事にはまるポップ感を築き、ボーカルの掠れた声が余計にブルースなベールを纏わせて、ファンクやジャズの要素も強く感じます。
彼らの音楽性は明るくポップ感が強く、古臭さを取り除いておきながらも真摯に様々な要素を取り込み、J-POPに消化していて聴きやすく仕上げられていてまだまだ急成長に期待できるバンドです。
米津玄師の楽曲:
J-POPシーンにはとても特殊な楽曲のような気がしますが、トラップとかの使い方は The Weeknd やヒップホップの影響が大きいと思います。
ヒップホップといえばジャズ要素が取りいれられている場合や、やはりラップがメインになります。
また、サビに入ると同時にサックスのような音が入っているところとかは特にジャズを取り入れています。
ベース、スネアドラム、サックスの部分だけに注目すればジャズが強いので実際のところ特別おかしな部分はボイスサンプル、加工された声(いつものボカロっぽい声)、ボーカルのメロディが新しさを生み出しています。
まとめ
これらから傾向をみると総合して、ブラックミュージック、いわゆる”黒人音楽”の要素が強く取り入れられるようになってきたという事です。
また、Suchmos(サチモス)やNulbarich(ナルバリッチ)もその影響が強く、Jamiroquai(ジャミロクアイ)のアシッドジャズやジャズファンクの傾向を感じます。
もちろん、その根底にあるであろう、ルイ・アームストロングや、チェットベイカー、マイルスデイビスなどの影響もあると思いますが、大きく言うとこれらはブラックミュージックに含まれます。
R&Bの宇多田ヒカルさんやジャズ要素が強い椎名林檎さんと、ブラックミュージック要素はこれまでもいましたが、これほどメジャーシーンで出てくるという事と、バンド形態では低かったとおもいます。
また、星野源さんのように、そういう音楽ジャンルのリスペクトを全面的に主張していることもあまりなかったので個人的に現在のJ-POPシーンの傾向に喜びを感じています。
そして、ブラックミュージック。特に、ジャズがどれほど素晴らしく、人の心に響きやすいかを十分表わしていると思います。
ギターロックが主流でしたが、このような、ジャズ、ファンク、ヒップホップを取り入れてくるバンドが今後メジャーシーンでは肝になってくると思います。
しかし、なかなかジャズというものは難しく、リズムとメロディの組み合わせを研究しなければ彼らのようなヒットは出せません。
なので、現時点での彼らはそういうスキルを身に着けた強者という事です。
今後の日本がどんな要素を盛り込んで、はたまた新ジャンルを確立していくか期待が止まりません!!!
やっぱ、音楽は最高だ!
あとがき
以上、僕は普段、こんな感じで音楽についてメインでブログを書いています。
もし、今回の記事、ほかのブログを気に入っていただけましたら、スター、コメント、あわよくば読者登録していただければこの上ない喜びです。
Twitterもやっています。もしよろしければ、お気軽にフォロー、コメント頂けると嬉しいです。
傍 観 梟:主に音楽ブログ (@BowKan_BloGaki) | Twitter
それでは、以上、傍観梟(ぼうかんふくろう)でした…!!!!
CHECK!
ブラックミュージック参考音楽: