CHVRCHES(チャーチズ)のエレクトリックポップバンドの魅力
どうも、傍観梟です。
もうすぐでグラミー賞の発表ですね。第62回グラミー賞授賞式は1月27日です。
今年も豪華な方々がノミネートしていますね。
去年日本でも話題になった16歳にデビューし現在18歳、気鋭のシンガーソングライター、ビリー・アイリッシュが史上最年少でのノミネートして今年も大きな話題になっていますね。本当に去年のアーティストは良くて興奮冷めやらぬまま気付いたら今年になってしまっていたわけですが、、、。
そんな今日は、去年話題になったアーティストではないですが、個人的に執着、注目しているバンドがいます。
それがあああああーーーーーーーーーーーーあーーーーあーーあー
唯一の女性 リードヴォーカルのローレン・メイベリー Lauren Mayberry (@laurenevemay) | Twitter
ギター、ピアノ、ベースのイアン・クック Iain Cook (@Iain_A_Cook) | Twitter
シンセサイザー、サンプラーの時々ヴォーカルのマーティン・ドハーティ
martin from chvrches (@doksan) | Twitter
この3人で組まれた イギリス、スコットランド・グラスゴー出身のエレクトロポップバンド CHVRCHES(チャーチズ)です。
サポートメンバーとして、ドラマーのジョニー・スコットが居ますが、ほぼライブでは毎回ドラムの演奏をしていてメインメンバーと言っても過言ではないような気がしますが楽曲製作段階では正式メンバー3人だけで作っているのかもしれませんね。
日本では2019年に単独公演、サマソニにとライブに来ていました。
楽曲提供に、スナッチャー、メタルギアのゲームで有名な小島秀夫さん作品に提供し、
一躍有名になり、去年新しく発売された『Death steranding』という作品に『Death stranding』というメインテーマとして楽曲を提供されました。小島監督のお墨付きバンドってことですね。
CHVRCHES『Death Stranding』
☆小島監督はこんなツイートをされています。
CHVRCHESは1stからのファン。DSのEDで流れる彼らの新曲「DEATH STRANDING」。凄くポジティブで素敵な曲です。歌詞も素晴らしい。これを聴きながら、辛い時期を何度も乗りきりました。下記で配信中です。ゲームをクリアした時に聴くとさらに感動します。アルバムは昨年出た「Love Is Dead」がオススメ。 https://t.co/KE40tqAlRZ
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) October 2, 2019
また、テラスハウスの現在のテーマ曲として『Graves』という曲が起用されています。
また、テラスハウスの撮影現場にて、セッションも行っております。ファンとしてはうれしいです。
CHVRCHES『Graves at TERRACE HOUSE』
ここで、僕が個人的CHVRCHES入門の一曲をどうぞ!
CHVRCHES『The Mother We Share』
この楽曲は、CHVRCHESの1枚目のアルバムの一曲目にして、バンドの個性をはっきりと固まっている楽曲です。
もしアルバムが欲しい方はこちらからの購入をお勧めします。
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安定したヴォーカル、ローレン・メイベリーの細いながらも芯のある歌声が耳にダイレクトに聴こえてくるので凄い頭に歌が残ります。
ローレン・メイベリーは元々、CHVRCHESの前に別のバンドを組んでいたことがあり、『Boyfriend/Girlfriend(ボーイフレンド/ガールフレンド)』と『Blue Sky Archives(ブルー・スカイ・アーカイブズ)』というバンドに所属していました。
ボーイフレンド/ガールフレンドは探してみたところ動画がなかったのでブルースカイアーカイブスの楽曲、こちらをどうぞ、
Blue Sky Archives『Cosplay The Hard Way』
まるでCHVRCHESとは違い、アナログチックな構成です。
ローレンは、マドンナやプリンスなど様々な80年代の楽曲を始め、幅広いジャンルを好んで聴いていたという事なので確かにこういったジャンルに収まるのもなんだか方向的には分らないこともありますが、演奏に対してローレンの歌声は物足りなさを感じてしまうのは否めない。そして、ローレンの歌声に対して、演奏が世界観は分るが一体感を感じないのです。
演奏は素敵だけど、一曲の中でローレンの歌声と演奏があまりにも独立してしまっているのです。水と油というのでしょうか分離しておきながら同じ場所に共存しようとしている。そんな感じです。
そして、CHVRCHESとを聴き比べてみると……
ああ!! これこれ!! と感じさせるんです。
音の高さと歌い方のテンポ、そして特徴的な声質。
これらを包み込むことができるのがシンセだったという事です。
ローレンの声は新しいと思います。幼いながらも、芯があり、強い訴えかけるような声。だから、古っこいジャンルの演奏に乗った歌唱が合わなかったのかと思います。
シンセのテンションの上げ方がローレン・メイベリーのメロディーにぴったり合っていて、ちゃんと”歌”を引き立てていて曲として成立している。
シンセの力強い編曲っぷりもまた彼らの得意としているものです。メロディが綺麗なんです。
なにより、ローレンの女性らしさをがっつりと表現しているのがシンセサイザーの個性として成り立っていると思います。
音像の変化が最初から最後まで飽きさせないからずっと聴いていたいと思わせます。
ローレンの幼いながらも芯のある歌声には確かに魅力はありますが、間奏の部分で聴いていて飽きないのはサンプリングが的確な証拠です。ローレンももちろん携わっていますが、メンバー2人の手の施しがあって成立している一曲たちです。
そこはこのバンドを聴くうえで忘れてはいけません。
なぜなら、歌うのはローレンだけではなく、シンセ、サンプラー担当のマーティンも歌うたのですが、それらが聴いても何ら文句がないからです!
こちらをどうぞぉー!
CHVRCHES『God's Plan』
そして、マーティンはライブで歌唱時は動きます。驚くほど動きます。
自分は一度、2019年3月1日の豊洲PIT公演(2日目)に初参戦したのですが、マーティンがメインヴォーカルをとっている間は迫力に圧倒されました。動くことと、もちろん、歌にも。ステージングがいいバンドはやっぱり好きですね。
ローレンも、何より動き回ります。歌のメロディーに合わせて、フリフリの衣装に身をまとっているときはくるくると回ったりと幻想的、……月並みな表現ですが、天から天使が舞い降りてきたようだと思いました。白、黒と様々なデザインの衣装でステージングをするので彼女なりの歌へのリスペクトがあるんだろうなと感じます。
ステージを見上げる観客に向かって訴えかけるようにのどの奥底から放つように前のめりに歌ったりとするさまが気取りすぎず、正直に伝えようとしているところがこのバンドを余計に信用させます。
結構色々なフェス、ライブに引っ張りだこで、YouTube上でもよく新しくパフォーマンス動画が上がっています。CHVRCHESが好きになった方は是非調べてみたりすることをお勧めします。
ローレン・メイベリーの容姿は結構幼いので容姿での人気もありますが、それだけでは決してこれほどの人気を獲得することはできなかったと思います。
前述している通り、彼女の歌声、メンバーのサンプリング、曲の表現と世界観がどれくらい再現できているかによって人の心をつかめなかった。
引き合いにするのは違うのかもしれませんが、CHVCHESはシンセという表現に落ち着いているが、日本のバンドは今の時代に表現を持っていく方法をたくさん探すことをお勧めしたい。それによって曲の意味の伝え方が大きく変わってくると思う。今の若いバンドでも強いバンドはたくさんいるけど、リスナーを獲得するためには、量産型になってしまっては聴き流されるのが目に見えている。音を新しくして、新しい世界を是非世に見せてごらんよ!
おっと、失礼しました。
そんな、CHVRCHESですが、日本のバンド、水曜日のカンパネラとのコラボもしております。その楽曲がこちら!
CHVRCHES『Out Of My Head ft. 水曜日のカンパラ』
こちらは、自分も行った豊洲PIT公演で2日間とも水曜日のカンパネラのコムアイさんがオープニングアクトとして出ており、CHVRCHESのライブの後半ではこの『Out Of My Head』の披露をしていました。
細身の2人が動くは大声で歌いまくるはで圧巻でした。すごい魅力的なステージでした。
エピソードトークでは、コムアイさんがローレンを実家に招いたというエピソードの話もありました。聴いて気付いた方もいると思いますが曲中でも「~♪ うちの実家おいで!」という歌詞がありましたよね。
CHVRCHESは今まで、3枚のフルアルバムとEPを4枚出しています。
1枚目、2013年発売
2枚目、2015年発売
3枚目、2018年発売
この3枚目のアルバムですが、アデルやベック、あのフーファイターズにもプロデューサーとして携わっているグレッグカースティンがプロデューサーとして参加しており、過去2枚の曲よりいっそう飾り付けがたくさん施されており、3枚目は一番新しいアルバムだからというだけではなく、素晴らしいアレンジだと思うのでおススメです!
物として欲しい方はこちらから!
歌詞も素敵な表現力を持っているので歌詞にも注目してみてください。
そして、『LOVE IS DEAD』は過去2作から一転しダークな楽曲が多く、奥が深いので静かなところで聴くとより一層楽曲の魅力が増すことだと思います。全曲良いです! 是非に!!
ちなみにアルバムに収録されている、『Get Out』という楽曲ですが、ELLEGARDEN、the HIATUS、MONOEYESのヴォーカリストであるあの細美武士さんがランニングする時に『Get Out』を聴くとやる気が出るという事を細美さんご本人のラジオで仰っているくらい気分が上がる楽曲なのでおすすめです。
ちょっと長くなってしまいますが、
CHVRCHESは前述の日本公演の数日後に、DJ、音楽プロデューサーの海外で『Alone』、『Happier』やセレーナゴメスに提供して話題にもなった『Wolves』等々で有名な覆面DJ Marshmello(マシュメロ)とコラボしております。
その楽曲がこちら!
Marshmello『Here With Me feat. CHVRCHES』
是非YouTubeで観る時は設定ボタンから日本語字幕にして歌詞も意識して楽曲を聴くのをお勧めします。やさしく切ない楽曲です。
(コラボはしましたが、後日、マシュメロがクリスブラウンという歌って踊れる有名シンガーとのコラボをしたのですが、そのクリスブラウンの過去のとある素行があるため、コラボしたことをローレンが怒ってしまったのですが、それはまた別のお話……。)
成長、楽曲への思い入れが強くなっていき徐々にシーンに進出していくCHVRCHESのこれからに期待し目が離せない! 今のうちにCHVRCHESを知って今のCHVRCHESをお見逃しなく!!
では、今回はCHVRCHESの特集でしたが、いかがでしたでしょうか?
当ブログ、『ROCK/POP BANK 音楽銀行』では、こうして私が注目して気まぐれですが、山ほどこの世界に存在する音楽家と言われるアーティスト/芸術家、主にロックバンド、シンガーソングライターの事について記事にしています。今後出来たら自分が参戦したライブについても書いていきたいとも思っています。
もし今回の記事で気になったこととかありましたらコメントを頂けると嬉しいです。
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以上、傍観梟でした。