2023年2月26日
2022年のアルバムランキングを書こう書こうと思いながら結局書けず2023年の3月を迎えようとしている。
最近時間の経過が早くなって時間があっという間だだだ。
金もねえ時間もねえけどライブに行ってたりするから幸せなのかもしれねえと過去を振り返ると気付いたりするけれど自身が願っている幸せがこれだけな訳が無くて中学生の頃にやりたかった事、成りたかった事があったわけで、結局真摯に向き合えてなくて、ちゃんと時間を作れてない。
ほいじゃなぜ自分はこうもやりたいと言語化して抱いているのに出来ていないのかを考えたら人間の脳科学を調べていて気付いた事だが、ドーパミンの分泌だったり快楽のバランス次第で行動が左右されているのだという事。
人間の脳にある前頭前皮質とか前頭前野とか快楽中枢とか細かい事は覚えられないけどそこに作用する何かが行動に効果を与えているらしい。
自分はどうやらやりたい事をやる事が出来ない脳になっちまったらしい。
実際毎日パソコンに向かってそれやっていると途中で手が止まったりするけどスピードは上がった気がするけれども、やはり道のりの長さゆえに忍耐が、集中力が、好奇心が保たれない。死に物狂いでやると決めた筈なんだけどもね。うむ。
手が止まる原因を探ろうとすると、生い立ちだったりを思い出したりして、今は1人暮らしが出来ているけれど、4年ほど前には実家に暮らしていて自部屋が無いもんだから20代なのに親と川の字で寝ていた環境で、自部屋が無いのだから趣味にまともに集中できるような環境でもなかった。
親はオタク文化に否定的というか関心のない、歓心のない親だった。深夜アニメを撮ろうものならば寒心気味だったのだ。
そういう事が脳裏によぎるよぎる。
疲れちゃう疲れちゃう。
カーテンを模した布で自分のテリトリーを両親共用部屋に1畳程度で作って作業していたけれど、覗いてくる覗いてくる。
兄がいるのだけれど、まあ、兄の方がスキルが高いとされていたので弟の自分は料理は出来ない、「下手くそ」会話するのも「下手くそ」。親の事は外で「お母さん」「お父さん」と呼んでるでしょ?と思われていた。「母親」「父親」じゃろ。
それだけでマイナスな感情に作用してしまう。頑張りたい頑張れないと左右されてしまう。
じゃあ諦めて別の新しいことやろか?ってそんな簡単なレールに乗った訳じゃない訳っすよ。
全然質量のある文章じゃなくてイヤになっちゃうね。
記述してないけど色々家族間でイヤな事が合って自分がアダルトチルドレンっていうそれなんじゃないかって思って何かしらアウトプットしないと死んじゃうなと思って書き出し始めたけどダメだねえ。
いろんな事が人生を振り回しているんだろうなあ。アダルトチルドレンじゃなくてもきっといるんだろうね、心の不自由さを感じる人だ。後ろ髪を引かれる感覚を持った人が。
話が全くズレるけれど、回転寿司で警察ごとになってる件の少年の事件とかって、きっと最低限の教養が根に根付いていなくて、興味や、好奇心や、承認欲求や、自己顕示欲が偶然犯罪に至ってしまっていて、それってやはり環境がそうさせてしまっているのかもしれないとかそんな事ばかり考えているんだけど、まあ、彼が自己意志だけで行動に至ったのか分からなければ何も断言できないし、Tik Tok出身は~とかで片付けるのはあまりにもざっくりとしていてなんかやだね。
最近はアイデアのアウト程度の短い音楽をMusicLineというアプリで作ったり、中学生の頃のようにお絵描きをしたりしている。描いてるのは殆ど人間じゃない。
こういう空想する時間がとても大事で20代の思春期と言った感じで楽しい。
暫くライブに行ける余裕が無いからこうして誤魔化すくらいしかできない。
ブックオフで安い小説を買って積読を増やしたり。なんか、余生っていう感じだ。
まだ暫く生きる。
健康診断でC判定でした。穴が開いているのは右。次回はどんな判定かな。
今度は死ー判定かな。
笑えない笑えない。
音楽大好き。小説大好き。漫画大好き。映画大好き。世界大好き。人間大好き。人間大嫌い。
Twitter疲れたね。おやすみおやすみ
金持ちになりてえなあ…
2023年2月26日 Let's Go! Escape
アウル氏が選ぶ2021年ベストアルバム50選・国外編
さっみぃさっみぃさっみぃわ。
そんな季節に寒い国の音楽にハマっている将来音楽と結婚するアウルです。
先日の国内編に引き続き国外編です。
国内編は予想しやすいランキングになったので一位から先に書きましたが国外編はひねくれてるので50位から書きます。国内編同様上位9位は感想書いてます。
順位 | 国 | アーティスト | アルバム |
50位 | US | Clairo |
『Sling』 |
49位 | UK | Billie Marten | 『Flora Fauna』 |
48位 | US | chloe moriondo |
『Blood Bunny』 |
47位 | US | Bnny |
『Everything』 |
46位 | US | WILLOW |
『Lately I feel EVERYTHING』 |
45位 | US | Baby Keem |
『The Melodic Blue』 |
44位 | UK | Manic Street Preachers |
『The Ultra Vivid Lament』 |
43位 | US | Big Red Machine | 『How Long Do You Think It’s Gonna Last?』 |
42位 | US | Jon Batiste |
『WE ARE』 |
41位 | KR | Park Hye Jin | 『Before I Die』 |
40位 | UK | Pale Waves |
『Who Am I?』 |
39位 | UK | Little Smiz |
『Sometimes I Might Be Introvert』 |
38位 | AU | Courtney Barnett |
『Things Take Time, Take Time』 |
37位 | US | Julien Baker |
『Little Oblivions』 |
36位 | US | Snail Mail |
『Valentine』 |
35位 | UK | shame |
『Drunk Tank Pink』 |
34位 | US | Kacey Musgraves |
『star-crossed』 |
33位 | US | The War On Drugs |
『I Don’t Live Here Anymore』 |
32位 | UK | Cleo Sol |
『Mother』 |
31位 | UK | CHVRCHES |
『Screen Violence』 |
30位 | US | Young Thug |
『Punk』 |
29位 | US | Japanese Breakfast |
『Jubilee』 |
28位 | US | The Killers |
『Pressure Machine』 |
27位 | US | Bleachers |
『Take the Sadness Out of Saturday Night』 |
26位 | US | Cassandra Jenkins |
『An Overview on Phenomenal Nature』 |
25位 | RU | даша онзероад |
『звёздное небо для тех, кто живёт в городе』 |
24位 | US | Silk Sonic |
『An Evening With Silk Sonic』 |
23位 | US | Billie Eilish |
『Happier Than Ever』 |
22位 | UK | Arlo Parks |
『Collapsed In sunbeams』 |
21位 | KR | aespa |
『Savege』
|
20位 | US | surfaces |
『Pacifico』 |
19位 | US | underscores | 『fishmonger』 |
18位 | US | Weezer | 『OK Human』 |
17位 | PH | No Rome | 『It’s All Smiles』 |
16位 | US | Low | 『HEY WHAT』 |
15位 | Kanye West | 『DONDA』 | |
14位 | NZ | Jordan Rakei | 『What We Call Life』 |
13位 | KR | Parannoul+② | 『Downfall of the Neon Youth』 |
12位 | UK | James Blake | 『Friends That Break Your Heart』 |
11位 | KR | Parannoul | 『The See the Next Part of the Dream』 |
10位 | UK | Black Country, New Road | 『For the first time』 |
9位 | UK | Wolf Alice | 『Blue Weekend』
大胆かつ繊細に築き上げられたオルタナティブ・ドリームポップ。彼らのとんがり具合は尽きず形成を止めず全楽曲音楽性は基本的には統一されつつも個性的な楽曲ばかり。ポップに響くLipstick On The Glassは、楽曲が進むにつれ夢心地なサウンドは拡張されてゆく物語性のある展開を見せ、大方暗い響きはするが生き生きとした演奏部隊の存在感に乗ったか細くも感情をあらわにしたボーカルは現状のロックバンドの中でも充分な逸品と言ってもいいだろう。ライブでこの夢のような世界へ行きたい。彼らのライブが僕の人生でおとぎの国の話で済まない事をただただ願いたい。 |
8位 | UK | Iglooghost | 『Lei Line Eon』
説明が出来ない。この手のハイパーポップというジャンルには触れたことが無いことからも今年はジャンルとして衝撃だった。激しく、機械的で、生命的な音楽だ。 |
7位 | AU | Genesis Owusu | 『Smiling with No Teeth』
エレクトリックサウンドとドラムの組み合わせ、独特過ぎてジャンルラップなの?これって思うくらいなんかすげえ知らねえ音楽です。 |
6位 | UK | Squid | 『Bright Green Field』
巷で話題のポストパンク。裏拍の掴みづらいリズムに前のめりなボーカル、何度聴いても理解が出来ません。 |
5位 | UK | black midi | 『Cavalcade』
櫻坂も真似する超絶ノリにくいリズムをイントロにぶっこみポエトリーリーディングに近いボーカルと不協和音で混とんとしていくJohn Lは失恋をしてからの僕の人生を表している。仕事中気付けば脳内で再生され、「あれ?なんで僕は仕事なんかしてるんだ?僕は、誰?」そして再び脳内でJohn Lが脳内を荒らす。「あれ?なんで僕は仕事なんかしてるんだ?僕は、誰?」そして再び脳内でJohn Lが脳内を荒らす。「あれ?なんで僕は仕事なんかしてるんだ?僕は、誰?」そして再び脳内でJohn Lが脳内を荒らす。「あれ?なんで僕は仕事なんかしてるんだ?僕は、誰?」そして再び脳内でJohn Lが脳内を荒らす。「あれ?なんで僕は仕事なんかしてるんだ?僕は、誰?」そして再び脳内でJohn Lが脳内を荒らす。荒らす 荒らす 荒らす――ただ、覚えているのは『Cavalcade』はクラシックとジャズを栄養にしたロックのなれの果てだという事だけだ。 |
4位 | ES | Arca | 『kiCK iiiii』
如何に誰が奇天烈だったろうか。 奇天烈な音楽は誰だった。Arca、君だ。 君は奇天烈で、完ぺきな音楽だ。 これまで展開の激しいサウンドが多かったが、シンプルでミニマルでなのに饒舌な音楽が聴こえてくる。優しいピアノをメインにしてアイデンティティの揺るがないエレクトリックサウンドの配置、何故かそこに明確な存在感と的確な必然性を感じさせる職人技がある。 悔しながらもっとも言語化するのが難しいと思ったアルバム、アーティストだ。 |
3位 | US | Porter Robinson | 『Nurture』
〈空を見上げてごらん 僕はここに居る 来年は自分らしく生きていけるような気がするんだ もっと良いものが作れる気がする 良いものを〉
エモいとは、なんだ。それは僕らの心の中にある、心の中に生まれる感情だ。ジャンルや定義に縛られちゃいけない。彼が奏でた音は、景色は、MVでのA-1 picturesとのコラボレーションもエモいんだ。Porter Robinsonの音楽があれば来年は自分らしく生きていける気がするんだ。 Look at the Skyを体中に浴びて踊ろうぜ。 |
2位 | NO | Wardruna | 『Kvitravn』
フォークロア・メタル。そう言っても過言ではないだろう。重厚感のあるサウンド。メタルバンド出身のドラマーの力強くもロック然としすぎず、面白いのが6人組でその内5人がヴォーカルを取る。ターゲルハルパという擦弦楽器を始めルールという古い楽器から、ホルン、フルートなども多用し、重たい空気を生み出している。ドラミングに重なり鬼気迫るような歌唱まで行いホラー要素が当アルバムとバンドの軸を表している。 |
1位 | SE | Team Rockit | 『Bahamut Zero』
プロデューサーのGregorian、レーベルYEAR0001のアートワークを手掛けるIkaros、ソロ活動も行っているMerelyの3人で構成された2011年より活動するスウェーデン出身の3人組の音楽プロジェクト。 豪快なトランスのサウンドにスウェーデン語でのラップと叫ぶような抒情的で独特の歌唱は印象的である。アニメーション映画『パプリカ』をきっかけに平沢進から影響を受け変化が激しく反復するサウンドがトランス状態を誘う。バハムートというテーマを掲げ制作された今作はシリーズの完結編にして最高傑作。神話の混とんとした世界観は見事に遠く響き、ノイジーにも似た音使いはコロナ禍の現状にも重なってしまう。なぜ彼らがこのような複雑なサウンドであるのかと言うと、アニメーション映画『パプリカ』をきっかけに平沢進から影響を受けているからであろう。豪快なサウンドに癖の強いスウェーデン語は聴くたびにクセになり、粒のように配置された音に気付き新たな発見がある。アルバムのテーマに掲げられている〈バハムート〉について正直詳しくないが以下の意味のようだ。
つまり、神が荒ぶっている世界観を軸に聴くともっとわかりやすく楽曲が聴こえてくる。ポエトリーリーディングやインストを挟むことにより世界観を整え、最終的に安定に向かい落ち着いた楽曲になってくる。 その世界観を拡張しているのは電子ドラムの生音とは違ったとどまるような響かない音の特徴が生きているからだろう。神話にしてもっともとても現代的な音楽という事が聴けば聴くほど見えてくる。特に、豪快なトランスのサウンドにスウェーデン語でのラップと叫ぶような抒情的で独特の歌唱は印象的である。アニメーション映画『パプリカ』をきっかけに平沢進から影響を受け変化が激しく反復するサウンドがトランス状態を誘う。バハムートというテーマを掲げ制作された今作はシリーズの完結編にして最高傑作。神話の混とんとした世界観は見事に遠く響き、ノイジーにも似た音使いはコロナ禍の現状にも重なってしまう。なぜ彼らがこのような複雑なサウンドであるのかと言うと、アニメーション映画『パプリカ』をきっかけに平沢進から影響を受けているからであろう。 アルバムのテーマに掲げられている〈バハムート〉について正直詳しくないが以下の意味のようだ。
つまり、神が荒ぶっている世界観を軸に聴くともっとわかりやすく楽曲が聴こえてくる。ポエトリーリーディングやインストを挟むことにより世界観を整え、最終的に安定に向かい落ち着いた楽曲になってくる。 そんな彼らはプロデューサーのGregorian、レーベルYEAR0001のアートワークを手掛けるIkaros、ソロ活動も行っているMerelyの3人で構成された2011年より活動するスウェーデン出身の3人組の音楽プロジェクト。 豪快なトランスのサウンドにスウェーデン語でのラップと叫ぶような抒情的で独特の歌唱は印象的である。アニメーション映画『パプリカ』をきっかけに平沢進から影響を受け変化が激しく反復するサウンドがトランス状態を誘う。バハムートというテーマを掲げ制作された今作はシリーズの完結編にして最高傑作。神話の混とんとした世界観は見事に遠く響き、ノイジーにも似た音使いはコロナ禍の現状にも重なってしまう。なぜ彼らがこのような複雑なサウンドであるのかと言うと、アニメーション映画『パプリカ』をきっかけに平沢進から影響を受けているからであろう。豪快なサウンドに癖の強いスウェーデン語は聴くたびにクセになり、粒のように配置された音に気付き新たな発見がある。アルバムのテーマに掲げられている〈バハムート〉について正直詳しくないが以下の意味のようだ。
つまり、神が荒ぶっている世界観を軸に聴くともっとわかりやすく楽曲が聴こえてくる。ポエトリーリーディングやインストを挟むことにより世界観を整え、最終的に安定に向かい落ち着いた楽曲になってくる。 その世界観を拡張しているのは電子ドラムの生音とは違ったとどまるような響かない音の特徴が生きているからだろう。神話にしてもっともとても現代的な音楽という事が聴けば聴くほど見えてくる。特に、豪快なトランスのサウンドにスウェーデン語でのラップと叫ぶような抒情的で独特の歌唱は印象的である。神話の混とんとした世界観は見事に遠く響き、ノイジーにも似た音使いはコロナ禍の現状にも重なってしまう。なぜ彼らがこのような複雑なサウンドであるのかと言うと、アニメーション映画『パプリカ』をきっかけに平沢進から影響を受けているからであろう。そんな音楽を奏でるミュージシャンはプロデューサーのGregorian、レーベルYEAR0001のアートワークを手掛けるIkaros、ソロ活動も行っているMerelyの3人で構s |
アウル氏が選ぶ2021年ベストアルバム50選・国内編
2021年11月までに日本でリリースされたアルバムのランキングです。
1位から50位までです。
去年は国内外でまとめて1位はJonsiのアルバムでしたが去年も豊作で今年もコロナ禍を吸収していくようなアルバムしかり、コロナ禍で発生した社会問題(SNS、BLM、自殺...)をテーマに歌詞や音楽性が大きく反映された作品がありました。勿論それらに流されていないような作品も多くその社会と音楽の距離も含めて考えさせられました。
それでは多分50位から見て行って最後に1位を見たってつまらないだろうから1位から書いていきます。意外性のないものばかりです。ご容赦ください。
1位から9位までは簡単な感想を書いてます。それ以下は書いてません。
毎年恒例エクセル貼り付け。スマホの人見れなかったらごめ"ん"ね"!!
アーティスト | タイトル/感想 | |
1位 |
KID FRESINO |
『20,Stop it.』 あまりヒップホップは聴かないけど1位にヒップホップ。 松たか子主演のドラマ主題歌でも話題になり2021年邦楽史終始話題の尽きなかったラッパー/トラックメーカー。ラップというよりポエトリーリーディングのようなフロウからテンポが尖っていくフロウと楽器同士のリズムの組み合わせから生み出される世界観はバチクソ快感で今年一番繰り返し聴いたアルバムだエレクトロニックやドープな空気を生む低音の多様で生み出すグルーヴ。様々な音を使用しているがミニマルに聴こえる音の配置も秀逸だ。長谷川白紙とカネコアヤノといったヒップホップとはまたジャンルの離れたミュージシャンとのコラボでも見事相互作用し殺し合わずに違和感なく共鳴しているのはこのアルバムのすごみだ。 |
2位 | millennium parade |
『THE MILLENNIUM PARADE』 囃子から始まり、ジャジーなサウンドにお祭り騒ぎな曲調で機械的なサウンドを詰め込み、曲が進んで行けば行くほどサックス、ボコーダー、ラップ、オーケストラと言った多彩な音使いで世界観は拡張していくこれまでに大胆に使用されてこなかった音をロックの文脈に落とし込みクロスオーバージャズ的なアプローチと頑なに混とんとしエレクトロニックバンドBlack Boboiのメンバー、ソロとしても活躍するermhoiのアイコニックなボーカルは現代社会の冷徹さもどこか感じさせる。アルバムとしては粗さも感じるが一曲一曲の完成度の高さ、尖り具合のインパクトは14曲通し文句は思いつかない。ただ常田のボーカルは苦手。 |
3位 |
カネコアヤノ |
『よすが』 何を歌っても引き寄せる荒っぽくもなだらかな、叫ぶようにも囁くように、ぎゅっと胸を締め付ける歌声。誰も寄せ付けるでも、遠ざけるでもない媚の売らない暖かいギターの音色に乗った希望や肯定をする歌詞はコロナ禍に溺れかけていた者たちの道しるべであったはずだ。 |
4位 |
betcover!! |
『時間』 こういう時に『助けて助けて助けて助けて――』って使うんですかね。今年一番奇怪だったアルバム。アートロック、プログレ……。重たくどんよりした音に時々不協和だったり、スネアのダルい、不穏さ。狐のグランジロックのような荒々しいパートから変化し、鬼気迫るドラムに蠢くようなエレキ。テンションが一曲一曲変化するが低音とドラムのリズムを軸にテーマが統一していてアルバムの完成度が断トツで高い。ちゃんとした批評できなくて、ごめ"ん"ね"! |
5位 | 折坂悠太 |
『心理』 これまでのアルバムからポップに振り切りフォークとポエトリーリーディングから鯱と荼毘のプログレみたいな不穏なイントロも独特の泥臭さと誠実な芯が垣間見させ全楽曲のタイトルが単語で統一されているのも堅苦しさが無いのもありフラットに楽曲が聴けた。坂本九のような独特な歌唱はクセになるので未聴の方がいたらこれを機に聴いてくれるかな。どうぞぉ |
6位 | adieu |
『adieu2』 プロのシンガーの度肝も引っこ抜くだろうクリアでドリーミングな声に女優さながらの表現力が注ぎ込まれている。君島大空や前作同様に小袋成彬が作詞、作曲してる楽曲にアレンジ、プロデュースは藤井風のプロデュースも手掛けるYaffleといった布陣で仕上げられたミニアルバムにしても傑作と言ってもいいほどのインパクトのある濃い内容になっている。 |
7位 | ROTH BART BARON |
『無限のHAKU』 初めてThe XXを聴いた時に似ている。音楽性は違うが最小限の音の組み合わせから生み出される浮遊感。The XX程音が少ない訳ではないけれどフォークロア的な音と音の組み合わせとどこか質素なぽつぽつとした音が寄り添う。海外で主流になっているアンビエントフォークなサウンドを組み合わせ、穏やかで誰もが足を止めてしまうような存在感のあるハイトーンな三船雅也のボーカルは唯一無二だ。アイナジエンドとコラボしたBLUE SOULSのポップソングから打って変わりセルフカバーでアレンジはフォークロアなアプローチが用いられROTH BART BARONの音になっているのも注目できるポイントだ。 |
8位 | Tempalay |
『ゴーストアルバム』 内心1位に選びたい程大好きなアルバムだ。シンプルなギターのカッティングと漂うような曇ったサイケサウンドがクセになる。 所謂Just the Two of Us進行がメインでメロディの繰り返しが多いがそれがキャッチ―になっている。締めの大東京万博のテーマはアルバムを総括するような揺蕩うメロディと変化していくさまが聴き終えた後の疲労感とまた繰り返したくなるような中毒性を持っている。 |
9位 | 踊ってばかりの国 |
『moana』 ドリームポップ、フォーク、ロック……どの文脈を切り取ってこの音楽性になったのか、混ざるような、混ざり切ってないようなそれぞれ個性的な演奏の音色が不思議と溶け合い世界観を作っている。 |
10位 | パソコン音楽クラブ |
『See-Voice』 |
11位 | 小袋成彬 |
『Strides』
|
12位 | 東京事変 |
『音楽』 |
13位 | 揺らぎ | 『For you,Adroit it but soft』 |
14位 |
ずっと真夜中でいいのに。 |
『ぐされ』
|
15位 | DIALOGUE+ | 『DIALOGUE+1』 |
16位 |
XOXO EXTREME |
『Le carnaval des animaux』 |
17位 | Tohji,Loota,Brodinski |
『KUUGA』
|
18位 | 豊崎愛生 |
『caravan!』
|
19位 | RADWIMPS | 『FOREVER DAZE』 |
20位 | TENDRE |
『IMAGINE』
|
21位 | BREIMEN | 『Play time isn't over』 |
22位 | ジェニーハイ | 『ジェニースター』 |
23位 |
Official髭男dism |
『Editorial』 |
24位 | Mom |
『終わりのカリカチュア』 |
25位 | TrySail |
『Re Bon Voyage』 |
26位 | 上田麗奈 |
『Nebula』 |
27位 | D.A.N. |
『NO MOON』 |
28位 | NiziU |
『U-Special Edition-』 |
29位 | SEKAI NO OWARI | 『scent of memory』 |
30位 | DYGL |
『A Daze In A Haze』 |
31位 | w.o.d. |
『LIFE IS TOO LONG』 |
32位 | WurtS |
『ワンス・アポン・ア・リバイバル』 |
33位 | METEOR |
『聴く力王』 |
34位 | 中島愛 |
『green diary』 |
35位 | 平井堅 |
『あなたになりたかった』 |
36位 | 佐藤千亜妃 |
『KOE』
|
37位 | LIL SOFT TENNIS |
『Bedroom Rockstar Confused』 |
38位 | For Tracy Hyde |
『Ethetnity』 |
39位 | NEE |
『NEE』 |
40位 |
FNCY,ZEN-LA-ROCK,G.RINA,鎮座Dopeness |
『FNCY BY FNCY』 |
41位 | PEOPLE 1 |
『PEOPLE』 |
42位 | AAAMYYY |
『Annihilation』 |
43位 | SARD UNDERGROUND | 『オレンジ色の乾杯』
|
44位 | ユニコーン | 『ツイス島シャウ島』 |
45位 | にしな |
『odds and ends』 |
46位 | yama |
『the meaning of life』 |
47位 | Indigo la End |
『夜行秘密』 |
48位 | Dos Monos | 『Larderello』 |
49位 | 4s4ki | 『Castle in Madness』 |
50位 | Base Ball Bear |
『DIARY KEY』 |
終わり。
2021年10月アルバム7選と新譜で気に入った曲
・アルバム
折坂悠太『心理』
James Blake『Friends That Break Your Heart』
YES『The Quest』
Tirzah『Colourgrade』
Slow Crush『Hush』
Parannoul,Asian Glow,sonhos toman conta『Downfall of the Neon Youth』
・シングル
バチクソ最高な音楽×青春ラノベ『楽園ノイズ』を読み終えた。
音楽をテーマに書いた小説はいくらでもある。
文芸小説ではクラシックが多く、ポップミュージシャンが出てきたとしても一組のミュージシャンについて語られる作風のモノが多い気がする。
音楽家はこの世に山ほどいるのに。その中でも選べというのも難しいかもしれないが、ミュージックを語る上では一組だけを語るのは足らないし、食より音楽好きな俺からしたらバチクソ低カロリーだ。
音楽は今を示す。だから、クラシックも好きだが、語るならもうちょっとわかりやすくしてくれ。俺の勉強不足がもろに出て読めない。
しかし、どうだ、今回俺が読んだ作品『楽園ノイズ』とやらは。
打ち込みで音楽作ってネットに上げても頑張って100再生の主人公、姉に薦められてどんな格好したと思うよ? 女装だぜ?
いや、まあ別にいいんだけどそれは良いが、コイツぁ女装した格好を使った動画を使って音楽をネットに上げた結果爆速で史上最高の再生数記録しちまってついつい姉から借りた制服を着るやまたその姿の動画をつかって自分で作った音楽をMusa男って名義で上げて――学校のピアノで自作曲のフレーズ引いたらバレちまったってわけよ。ピアノのフレーズ難し過ぎて、先生弾いてみたけども弾けなくて、実際に弾きこなしたMusa男の正体、村瀬真琴。(こいつが主人公で天才作曲家でこの後めちゃくそハーレムを堪能しながらしらばっくれながら青春謳歌しちゃうラノベ王道ハゲ主人公)
ちな本編1ページからコールドプレイのParadiseのフレーズが書いてある訳。楽園(パラダイス)ノイズだしまあ、そうだよな、だけどヘイヘイUKロック大好きラノベねって思ってて読んでたの。
まあ、主人公ピアノが出来るってわけでクラシックもお得意よ。
ショパン、シューベルト、ベートーヴェン・・・とのちのち話題に上がってくる。まあ、大体義務教育で習う訳だけど筆者わいは全然覚えてない。
どうして音楽好きで義務教育中に教わってたのに全然頭に入らなかったんだろ。まあいいや。
ほいで、Musa男(女装)しているという事がバレてしまったがゆえにそれを弱みに音楽教師花園先生にこき使われるようになってピアニストのファ〇キンクレイジーにステージこなしてきたガール同学年のひねくれ凛子ちゃんと出会い、金持ちはしゃいでる感じベリーキュートな詩月ちゃんはこの子は一番音楽おじさん的な性質を持ったお姫様。TOTOのドラマージェフ・ポーカロが目標の一人でマイクマンジーニやらX JAPANのYOSHIKIは勿論、レッチリのチャドスミス、ツェッペリンのボンゾことジョンボーナムの名まで出てきたら筆者わいも興奮してページめくるの止まらなかったよ。全てのミュージシャン把握し切れてなくて流石に相対すのは控えたいけどそれは良いとしてお次はレコーディングスタジオ入り浸りどっか影ありな不登校少女朱音ちゃん。この子は花園先生の知り合いが務めるレコーディングスタジオでバンドのアシスタント依頼を受け付けている少女で楽器をギター、ベース、ドラムをこなしちゃう天才。でも人付き合いが上手くいってなかったり色々問題あり。
ほら気付いたらMusa男の周りには美少女が4人(先生含め)も。
まあ、彼女らにも色々と抱えている事が合って人生上手くいかないよ。
なのに、こいつら一つ曲作ってそれをネットに投稿したら瞬く間に――
ってここまで説明してどんな展開が起こるか予想出来るよな??
青春×音楽ラノベだ。最後には苦しいモノも青くも熱い展開が待ってんだ。フェスにそう簡単に出演できるようになるなんてふざけてるぜ。
てかもっとジャンル統一しろよ?
なんだよイギリスの甘々モンスターバンド、コールドプレイにレディへを出したかと思ったらショパン?ビートルズ?キングクリムゾン?WANDS?ELO?YMO?おいおいてめぇは結局何を演りてぇんだ??
嬉しくなってつい作中に出てきた楽曲を一つにまとめたプレイリスト作っちまったよ。
そんなプレイリストを聴きながら読んでみたら、後になって音楽聴いた時にこの物語を思い出したりできたらまた音楽の楽しみ方が変わるかもよ。
その時に音楽を素直に楽しめた時、それがきっと楽園というものなんだろう。
2021年9月アルバム7選と新譜で気に入った曲
今更ですが9月に出た良かったアルバムの7選と気に入った単曲です。
・アルバム
yama『the meaning of life』
初のアルバムだが充分に歌唱の幅とメロディの柔軟性を活かした楽曲が収録されている。まだ青さもある気もするが表現力は芯があり独自の世界観は誰も踏み入る事をさせないだろう。
Baby Keem『The Melodic Blue』
ケンドリックラマ―の弟子。一曲一曲音楽性が多彩。コラボレーションしつつも自分の音楽を確立した上で自由な表現と言葉を持ったラッパーだ。
SARD UNDERGROUND『オレンジ色の乾杯』
ZARDのカバーバンド。
坂井泉水にも近い透明感と芯の強さを持った優しいボーカルが特徴的だが、あどけなさも感じさせるが演奏のクオリティも充分にありアニメの主題歌もやっている。今後の活躍が広がっていくだろうと期待できる。
NEE『NEE』
荒々しいギターノイズに乗ったグランジとパンク色の強い音楽性を持ちつつポップでキャッチ―なクセになるメロディはフリーダムだ。
Little Simz『Sometimes I Might Be Introvert』
話題沸騰中の大注目ソウル/R&B。
アルバムの完成度、統一感を感じさせるし、どれも個性が爆発しブラックミュージックを拡張し時代に切り込んでいくアプローチに相手になるモノはいないだろう。
박혜진 Park Hye Jin『Before I Die』
韓国のHIP HOPアーティスト。
3年ほどの活動にして無駄な音など無く、中毒性の高い韓国語と英語の組み合わせは現在の音楽シーンに溶け込んでいってもおかしくないほどに自然と聞こえてしまい、ドープでシャープなサウンドはジャケットの引き込むような不穏さを更に印象付ける。
Lil Nas X『MONTERO』
気持ち良いぜ……!! Lil Naz X
・SINGLE
2021年8月アルバム7選と新譜で気に入った曲
・アルバム
The Killers『Pressure Machine』
AAAMYYY『Annihilation』
Official髭男dism『Editorial』
上田麗奈『Nebula』
Lorde『Solar Power』
CHVRCHES『Screen Violence』
Big Red Machine『How Long Do You Think It’s Gonna Last?』
・SINGLE